「3.11ふくしま復興の誓い2013」知事メッセージが発表しました

「3.11ふくしま復興の誓い2013」知事メッセージ


 あれから二度目の3月11日を迎えました。
 大切な人を亡くされた方、住み慣れた我が家を離れて暮らす方、震災前の生活を取り戻しつつある方、新しい人生を歩み出した方...。
 振り返りますと、「もう2年」であり、「まだ2年」でもあると感じるのではないでしょうか。

  私は、すべての人が安心して暮らし、原子力に頼らずに、発展し続けていくことができる社会づくりを基本理念として、復興を進めています。
 ふるさとへの帰還が一部で始まり、再生可能エネルギー推進の取組も進むなど、少しずつ成果が現れてきています。その支えとなっているのは、県民の皆さんの努力と、全国、そして世界の皆さんからの応援であり、改めて、心から感謝を申し上げます。

 しかし、いまだに原発事故は収束に至らず、避難生活を送る県民は15万人を超えています。その一方で、事故そのものが人々の記憶から薄れ、その深刻さが忘れ去られたような動きさえ見られます。
 ふくしまが目指す社会は、まだ先にあるかもしれませんが、事故の収束と県内の原子力発電所すべての廃炉を粘り強く求め続け、その実現に努めてまいります。

 復興とは何か、それは、震災前のふくしまに戻ることではなく、震災を転機として、すべての県民が、それまでよりも、もっと幸せになり、心から笑顔になれる、福島県民であることを誇りに思える、そうしたふくしまになることです。
 復興への道のりは長くても、あきらめず、共に支え合いながら、それぞれが最善を尽くしていく、その積み重ねが大きな力となり、やがてはふくしま全体を動かしていくのです。
 復興の主役は、まさに県民の皆さん一人ひとりです。
 強い意志を持って、心を一つにして前に進んでいく限り、必ずや復興を成し遂げることができると私は確信しています。

  ふくしまが歩んだ軌跡が、いつの日か、後に続く世代の「道標(みちしるべ)」となるように、一歩一歩確実に、かつ速度を上げて、復興への道を進んでまいります。
 「美しいふるさとを取り戻し、活力と笑顔あふれるふくしまを築き、その復興の姿を世界へ、未来へと伝えていく」、この「ふくしま宣言」の言葉をもう一度心に刻み、皆さんとともに明日から力の限りを尽くしていくことをお誓いし、私からのメッセージといたします。

 

2013年3月11日 福島県知事 佐藤雄平