長い歴史を持つ水郷古鎮―上海朱家角

上海から離れた憩いの場-朱家角
 上海では、目覚しい発展を遂げる一方で、都会生活に疲れ、憩いの場を求める人がここ数年急激に増えています。人力の遊覧船に乗って川を下り、のんびりお茶を飲みながら、昔ながらの中国の町並みの雰囲気を感じる。歩き疲れたら、川沿いに点在するお店に入って、窓際のテーブルに座り、風景を眺めながらおいしい旬の料理を頂く、こんな旅行はいかがでしょうか?
 上海の「水郷古鎮」として親しまれている朱家角は上海の西、青浦区(旧称・青浦県)に位置しており、上海市内から車で1時間ほどで着くことができます。明清時代の建物をそのまま風貌を保っており、随所に見られる由緒正しい石橋の中でも「放生橋」が一番有名です。1571年で建てられてから440年を経った今もなお、過ぎ去りし日々の光景を彷彿させてくれます。「放生橋」という名は昔の人々が獲った魚やえびなどを放流したことから来たという説が有力です。

朱家角の味
 朱家角の特産と言えば、まず思い浮かべるのは「扎肉(ジャーロウ)」でしょう。豚肉を笹の葉に包み、醤油スープで長時間じっくり煮込んだ絶品肉料理です。お肉と笹という本来ならあり得ない組み合わせですが、外側の笹葉を解くと、ほんわかとした香りが食欲を誘います。朱家角を訪ねた観光客は必ずと言っていいほど、何個も買ってしまいます。ちなみに、この絶品料理は現在(2011年8月時点)一個あたり2元です。

古鎮×現代建物×オーケストラ=??
 さらに、2010年には中国の著名な作曲家・譚盾さんと日本の建築家・磯崎新さんとの業界を越えたコラボによる、町の新しいシンボル「水楽堂」が竣工されました。水郷古鎮で壮大なオーケストラを楽しむことができるようになり、正にクラシックの極まりです。
 他にも朱家角周辺には、知る人ぞ知るというたくさんの観光スポットがあります。なかでも親子で楽しく遊べるレジャーランド「東方緑舟」や、古典小説「紅楼夢」にも登場する名所「大観園」などが人気です。
 
 上海の喧噪を離れ、水郷でゆったりした時間を過ごすのもいいのではないでしょうか。

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